アルバム Infanta 657(インファンタ 657)

ラテンキューバンドラム&ピアノマスター、藤田浩司(ふじたこうじ)」のセカンドアルバム
藤田浩司
Cuban★Jazz Records CJ0009

1) En la Montana Profunda エン・ラ・モンターニャ・プロフンダ~桃源郷にて~

2004年秋作曲、幸せ気分喜びの歌。この「Smooth Timba Fusion(スムース・ティンバ・フュージョン)」とでも呼べる路線は1997年発表の「Una Muchacha」以来続いているもので、自分のレパートリーの中でも特に大切にしていきたい部分です。暖みのあるテーマがシンセリードによって奏でられた後、ベースを除く参加楽器全てのソロが披露されます。2005年10月に収録。

2) Red Hot Summer レッド・ホット・サマー

2005年11月5日作曲。私の主宰するDrum Studio LA FIESTA(ドラム・スタジオ・ラ・フィエスタ)には音楽教室部門もあり、そこで小学四年生の生徒さんからオリジナル曲を演奏してみたいとの申し出を受けて作ってみました。デスカルガスタイルでありながら、小学生でも楽に演奏出来るようにわざと打楽器ソロは入れませんでした。タイトルはS.H.君が付けてくれたものです。またテーマは鍵盤ハーモニカで演奏しています。2005年11月に収録した時にはテーマをシンセ+ブレスコントローラーで演奏してみましたが、その後リードを2006年1月、鍵盤ハーモニカに差し替えました。

3) REINA レイナ~王妃~

2000年秋作曲のラテン・フュージョン。シンセブラスやシンセギターがリードをとる、アルバム収録曲中、おそらく最もアツい作品。ライブでもしょっちゅう演奏させて頂いています。またアルバム中最も長いドラムソロを含みます。2005年新春に一度完成後、ずっと後になっていざミックスしようとした時にドラムトラックが消滅しているのに気付き、ドラムのみ2006年1月20日に再収録。ですから前回とった別バージョン、幻のドラムソロも秘蔵してあります。ドラム以外はアルバムの中では2番目に早い時期に収録。またドラムはレコーディング期間の最後に収録。

4) Musashi ムサシ

2004年秋作曲。日本を代表する著名な武人を連想させておきながら、実はワンちゃんへの鎮魂歌(レクイエム)です。友人の飼い犬が死んだ時なぜか涙が止まらず・・・その時の気持ちを曲にしてしまいました。ラストはムサシが天国へ勇ましく駆け昇っていきます。曲はキューバ伝統の舞曲「ダンソン」形式。2005年10月に収録。

5) Lagrimas ラグリマス~涙~

2005年1月作曲。悲しみのバラーダ(バラード)。なぜあんなに悲しかったのだろう。アルバム曲中最も早い2005年1月録音。

6) Mi Diosa ミ・ディオーサ~女神よ~

2005年秋作曲。アルバム曲中最もジャズ寄りのラテンジャズに仕上がっていると思います。しかし、後半に押し寄せるモントゥーノパートの事を考えると、もしかしたらジャズ・ティンバ作品と呼んだ方がこの曲にはふさわしかったかも知れません。2005年11月に収録した後、2006年1月に鍵盤ハーモニカを重ねました。

7) Dos Mares ドス・マレス~二つの海~

2005年春、どこまでも白い砂浜に押し寄せるさざ波を想起して書いた曲。不思議なノリのセイス・ポル・オチョ(6/8拍子)。打楽器群はバタのオバタラを念頭に置いてコンガ三台にチェケレを使って演奏してみました。2005年12月収録。

8) En el Lugar Soleado de la Primavera 春の陽だまりの中で

2005年1月作曲。構成とか、何も考えないままに一発録り、イメージそのまんまのピアノソロです。2005年のクリスマスに弾きました。

9) Infanta 657 インファンタ657~ハバナ市セントロ・アバーナ王女通り657番地~

大の友人アントニオの初来日を記念して2003年9月に作曲。バリバリのラテンフュージョン。私の吹く鍵盤ハーモニカのソロは多分まったくハーモニカらしくはありません。なぜか、吹いている時にソプラノサックスがアタマに浮かんでくるので、そんな感じになってしまいます。ドラムソロはスマートです。2006年1月、アルバムの最後に収録(REINAのドラムソロを除いて)。


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